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インソール×整体で外反母趾を改善

患者様に知っておいて欲しい知識
◆最終更新日: 2025年12月08日 12:33:40
厚生労働大臣免許:柔道整復師

【 このページの監修者 】

このページは京都府宇治市にある宇治小倉あゆむ整骨院院長(厚生労働大臣免許の柔道整復師)が、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、柔道整復理論などの知識を元に作成しています。

多くの外反母趾に悩む方が、ある「大きな勘違い」をしています。

「親指の付け根が痛くて、好きな靴が履けない」 「年々、親指が内側に入り込んできている気がする」 「病院に行ったら『手術しかない』と言われないか不安」 もしあなたが今、このような外反母趾の悩みをお持ちなら、少しだけ時間をとってこの記事を読んでみてください。

多くの外反母趾に悩む方が、ある「大きな勘違い」をしています。 それは、「外反母趾=骨が曲がって変形してしまった状態」だと思い込んでいることです。 もちろん、長い年月をかけて骨そのものが変形してしまうケースもあります。しかし、実は多くの外反母趾は、骨自体は正常で、「関節の位置がズレているだけ」なのです。 もしあなたの外反母趾が「関節のズレ」によるものであれば、手術をしなくても、正しいアプローチで改善できる可能性が十分にあります。

あなたの外反母趾は「戻せる」タイプかもしれません

外反母趾には大きく分けて(1)骨性外反母趾と(2)靭帯性外反母趾の2つのタイプがあります。

(1)骨性外反母趾

骨そのものが変形し、骨棘(こつきょく)という出っ張りができている状態。これを真っ直ぐにするには手術が必要になることがあります。

(2)靭帯性外反母趾

骨の形は正常だが、足のアーチが崩れたことで靭帯が緩み、関節が脱臼しかけている(ズレている)状態。

当院に来院される方の多くは、実は後者の「靭帯性外反母趾」です。 これは例えるなら、「扉の蝶番(ヒンジ)が壊れているのではなく、ネジが緩んで扉が傾いている状態」です。 蝶番そのものが壊れていなければ、ネジを締め直し、正しい位置に戻してあげれば、扉はまたスムーズに開閉します。 足も同じです。骨が変形していないなら、関節の位置を正し、それを支える筋肉を取り戻せば、指は本来の位置に戻ろうとしてくれます。

外反母趾

なぜ、テーピングやサポーターだけでは治らないのか?

「市販の外反母趾サポーターを試したけれど、効果がなかった」 「テーピングをしている時は楽だけど、外すと痛い」 そんな経験はありませんか?
これらは「対症療法」としては優秀ですが、根本的な解決にはなりません。
なぜなら、「なぜ親指が曲がってしまったのか?」という原因を取り除いていないからです。 外反母趾の根本原因。それは「足のアーチの崩れ(過回内)」と「サボり筋」にあります。

(1)足の崩れ

立ったり歩いたりする時に、土踏まずが潰れて足首が内側に倒れ込む(過回内)。これにより、親指が靴の内側に押し付けられ、強制的に「くの字」に曲げられてしまいます。。

(2)足の崩れ

本来、親指を外に開く役割を持つ「母趾外転筋」などの足裏の筋肉が使われなくなり、退化してしまっています。

この「崩れ」と「筋力低下」を放置したまま、指先だけをテープで引っ張っても、またすぐに戻ってしまうのは当然なのです。

当院の「外反母趾用インソール」×「整体」という解決策

当院では、外反母趾を根本から立て直すために、2つのアプローチを同時に行います。どちらか片方だけでは、本当の改善は望めません。

(1)インソールで「環境」を変える(傾いた家の土台工事)

まず必要なのは、親指が曲がろうとする力を物理的にシャットアウトすることです。そのために、あなたの足に合わせて作製(処方)する医療的観点に基づいたインソールを使用します。インソールが崩れたアーチを下から支え、踵(かかと)の倒れ込みを防ぎます。これは、傾いた家の土台をジャッキアップして水平に戻す工事のようなものです。土台が真っ直ぐになれば、その上の柱(足の骨)も自然と真っ直ぐになります。このインソールを使うことで、無意識に指先を使って地面を捉える歩行が可能となり、足の良い環境を維持できます。

(2)外反母趾改善整体で「機能」を取り戻す(補強工事)

土台を整えたら、次は家が二度と傾かないように柱を補強します。これが「外反母趾改善整体」です。 長年の外反母趾の方は、親指を横に開く筋肉が「眠っている」状態です。 当院独自の整体とトレーニング指導で、この眠っている筋肉(サボり筋)を呼び覚まします。

• 癒着して硬くなった軟部組織をリリースする徒手療法
• 親指を自力で「パー」っと開くための筋肉再教育

これらを行うことで、インソールがない状態(裸足)でも、自分の筋肉でアーチを支え、指を真っ直ぐに保つ力がついてきます。

外反母趾

目指すのは「通い続けなくていい」身体

当院のゴールは、あなたが永遠に当院に通い続けることではありません。 「正しい足の環境」と「正しい足の使い方」を身につけ、あなた自身で自分の足をコントロールできるようになること。つまり、当院からの「卒業」です。

治療が進むにつれて、以下のような変化が期待できます。

(1)痛みからの解放: 歩くたびにズキズキしていた痛みが消える。

(2)見た目の変化: 「くの字」だった親指の角度が緩やかになり、重なっていた指が離れる。

(3)歩行の改善: ペタペタ歩きが解消され、親指で地面を蹴って颯爽と歩けるようになる。

何より、「もう手術しかないのかも…」という不安から解放されることが、最大のメリットかもしれません。

まずは「改善できる足か」を確認しに来てください

「私の足は、まだ間に合うの?」 そう思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。 骨の変形がどの程度進んでいるのか、関節の可動域は残っているのか、歩き方にどんな癖があるのか。専門家の視点で詳細にチェックいたします。 もし、あなたの足が「関節のズレ」が主な原因であれば、今からでも決して遅くはありません。

人生100年時代

これからも長く付き合っていくあなたの大切な足を、インソールと正しいケアで守りませんか? 足元の不安が消えれば、行きたい場所へ行き、履きたい靴を履く楽しみが戻ってきます。 あなたの一歩を、私たちが全力でサポートします。

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