宇治市小倉・伊勢田エリアの整骨院
脊柱管狭窄症と言われた坐骨神経痛 50代女性(宇治市伊勢田町)
脊柱管狭窄症といわれた坐骨神経痛の改善症例
「脊柱管狭窄症です。手術を考えてもいいかもしれません」整形外科でそう言われ、2年間あきらめかけていた56歳の女性。お尻から太もも裏にかけての痛みと痺れが日に日にひどくなり、台所に立つのもつらい日々が続いていました。しかし、実際に身体を調べてみると、痛みの原因は腰の骨ではなく、筋肉と神経の癒着にありました。約7回の施術で症状が大きく改善した記録です。
このページでお伝えしたいこと
これまで整骨院で、お尻から足にかけての痛みや痺れでお困りの方を多く診させて頂いた経験上、レントゲンで「骨の隙間が狭くなっています。」と言われても、臀部や足の痛みや痺れの原因が「骨の隙間」、つまり腰にないことが非常に多いということ、手術以外でも改善できるケースが多くあるということ知って頂ければと思います。坐骨神経は非常に太い神経なので、圧迫されやすくなっている反面、圧迫が解消されると痛みや痺れも改善しやすい傾向にあります。
| お名前 | N・S様 |
|---|---|
| 年齢・性別 | 50代・女性 |
| 職業・生活スタイル | 専業主婦。日常的に買い物・掃除・料理など家事全般を担い、以前は週に3~4回、近所をウォーキングするのを楽しみにしていた。 |
| 症状の部位 | 右側のお尻(臀部深部)から右太もも裏にかけての痛みと痺れ |
| 症状の経過 | 約2年前から右のお尻に重さと鈍い痛みを感じ始め、その後太もも裏にかけて痛みと痺れが広がった。朝は比較的楽だが、夕方以降に症状が強くなる傾向がある。 整形外科を受診しレントゲンを撮ったところ「脊柱管が狭くなっている」として脊柱管狭窄症と診断。なるべく手術をしたくないため様子を見ていたが、症状が改善しないため当整骨院へ来院。 |
| 来院時の状態 | 右臀部から右太もも裏にかけての痛みと痺れが日常的に続く。特に夕方から夜間にかけて症状が強まる。歩行・長時間の立位・家事中に症状が出やすい。痛みのレベル:7 |
| 施術期間 | 週1~2回の施術を約7回実施し、症状が大幅に改善。 |
来院前の状態
Sさんが最初に異変を感じたのは、約2年前のことでした。「最初は右のお尻のあたりが何となく重い、という感じだったんです。日によって気になったり気にならなかったりで、疲れのせいかなと思っていました」 しかし数ヶ月が経つうちに症状は徐々に変化し、単なる「重さ」だったものが、はっきりとした「痛み」へと変わっていきました。さらにその後、太もも裏にかけて痺れも現れるようになりました。
特に気になったのは、時間帯によって症状の強さが大きく変わることでした。
「朝起きた時はそこまでひどくないんですが、夕方になるにつれてお尻から太ももにかけてどんどん痛くなってくる。夕飯の準備をしている頃がいちばんつらくて、台所に立っているのがしんどい日が続きました」
日常生活にも支障が出始めました。
・台所に立ち続けると夕方には右のお尻から太もも裏にかけて痛みが強くなる
・買い物で歩いていると、右脚に痺れが出て荷物を持って歩くのが不安になった
・ウォーキングが怖くなり、2年前からやめてしまった
・長い時間座って家族と食事をしていても、途中からお尻に痛みが出る
・「もっとひどくなるんじゃないか?」という不安が頭から離れない
心配した家族の勧めもあり、整形外科を受診しました。
レントゲンを撮ったところ、「脊柱管が狭くなっている。脊柱管狭窄症です。手術を考えても良いかもしれませんね」と言われ、頭が真っ白になりました。
まさか手術が必要なほど悪いとは思っていなかったので・・・
手術はしたくなかったので、痛み止めと安静にすることで様子を見ることになりましたが、
数ヶ月経っても症状は変わらず、
「もうこの痛みと一生付き合っていくしかないのか」
という気持ちになっていたといいます。
来院前に試してみたこと・うまくいかなかったこと
整形外科を受診し、レントゲン検査を受けました。脊柱管狭窄症と診断され、神経の痛みを抑える薬と 痛み止めを処方されました。「薬が聞いている間は少し楽になるんですが、 やめると戻ってしまう。根本的に良くなっている感じがしなくて」 薬を継続しながら経過観察という方針になりましたが、症状が改善しないことから「手術を検討しましょう」という話が出るようになりました。
「動くと悪化するかもしれない」という不安から、ウォーキングをやめ、なるべく体を動かさないようにしていました。しかし安静にしていても症状は変わらず、むしろ体が固まったような感覚が強くなったと話されていました。
腰部への負担を軽減しようと、市販の腰サポーターを使用しました。 装着中は多少安定した感じがありましたが、お尻から太もも裏の痛みや痺れ自体には効果を感じられなかったとのことでした。
YOUTUBEを見て、動画を参考に良さそうなストレッチをいくつかしてみました。ストレッチの後、余計に痛みがひどくなったことがあり、怖くなって辞めたとのことでした。
ストレッチで症状がひどくなる
YOUTUBEが普及し、だれでも気軽にいろんな情報の発信・視聴ができるようになりました。一方非常に残念なことですが、整体やストレッチなどは医学的な根拠のない情報であふれかえっている現状があります。特に「脊柱管狭窄症」と「腰椎椎間板ヘルニア」では、やるべくストレッチの動作が逆のため、間違ったストレッチや運動を行うと、顕著に症状が悪化してしまいます。YOUTUBEなどの動画を参考にストレッチや運動をされる場合、その点に注意しておこなってください。
来院のきっかけ・初回の印象
「知人が同じようなお尻と足の痺れで整骨院に通ったら楽になったと聞いて、手術の前に診てもらおうと思ってきました。もし筋肉から来ているなら改善できるかもしれないと言われて、 少し期待と不安が半々でした」
来院時、Sさんは右のお尻をかばうようにわずかに体を右に傾けながら歩かれていました。問診を行うと、症状の中心は「右のお尻の深いところ」で、 そこから右太もも裏にかけてじわじわと痛みと痺れが広がる感覚とのことでした。「夕方からひどくなる」という時間帯のパターンが気になりました。脊柱管狭窄症の典型的な症状は、歩くと脚が痺れて休まないと歩けなくなる「間欠性跛行」と呼ばれる状態です。しかしSさんには、歩行中に休まないと歩けないという状況はなく、歩行よりも「立ち続ける家事」や「夕方以降の時間帯」に症状が強まるという特徴的なパターンがありました。この違いが、来院時から「腰の骨以外に原因がある可能性」を考えていました。まずは画像所見に頼らず、「なぜ神経が刺激されているのか」を身体を直接触って一から確認していくことにしました。
原因の説明
「脊柱管狭窄症と診断された」とお聞きすると、「背骨の構造が悪いのだから、手術か一生付き合うしかない」
と思われる方が多くいらっしゃいます。
でも、ここで知っておいてほしいことがあります。脊柱管が狭くなること自体は、年齢を重ねれば多くの方に起こる変化です。
実際に、腰にまったく症状のない方でも、50代以降にMRIを撮ると脊柱管の狭窄や椎間板の変形が見つかる割合は非常に高いことがわかっています。「画像で異常が見つかった」ことと、「今の痛みや痺れの原因がそこにある」ことは、イコールではないんです。
だからこそ、画像だけで判断するのではなく、「今の症状が本当にその狭窄から来ているのか」「別の原因があるのではないか」を、身体を直接みて確認することが必要と考えています。
| 間欠性跛行の確認 | 脊柱管狭窄症の代表的な症状に「間欠性跛行」があります。歩いていると徐々に足が痺れや痛みで動かなくなり、少し休んで前かがみになると楽になり、また歩けるようになる。この繰り返しが脊柱管狭窄症の典型的なパターンでもある間欠性跛行です。 Sさんの場合、歩行中に休まないと歩けないほどの悪化はなく、「歩くより長時間立っているほうがつらい」 「夕方に悪化するが、前かがみにしても症状がそれほど変わらない」 という状態でした。この点で、脊柱管狭窄症の典型的な症状ではないなと感じていました。 |
|---|---|
| スランプテスト(神経の緊張・癒着の評価) | 座った状態で首を前に倒しながら膝を伸ばし、足首を上に向けることで坐骨神経を引き伸ばすように刺激するテストです。神経が何らかの原因で動きにくくなっている場合、この動作でお尻から太もも裏にかけて症状が再現されます。Sさんの結果は「陽性」。 テスト中に右のお尻から太もも裏にかけて、 普段感じているものと同じ痛みと痺れが再現されました。 |
| SLRテスト | 仰向けの状態で脚をまっすぐ上げ、坐骨神経への症状が出るかどうかを確認するテストです。Sさんの結果は「軽度陽性」。脚を上げた際に右のお尻から太もも裏にかけて痺れが誘発されました。 ※このテストは腰椎椎間板ヘルニアの鑑別にも使用されるテストです。 |
| 触診 | お尻の深部の筋肉(梨状筋・中殿筋)から、太もも裏の筋肉(ハムストリングス)にかけて触診を行いました。 ・梨状筋に強い圧痛と筋肉のコリを確認 ・ハムストリングスのお尻に近い部分に、はっきりとした圧痛と硬さを確認 |
以上の評価から、Sさんのお尻から太もも裏の痛みと痺れの主な原因は腰椎の脊柱管狭窄ではなく、「筋肉による坐骨神経の圧迫」および「神経の癒着」の可能性が高いと判断しました。
坐骨神経は、腰から始まりお尻の深部・太もも裏・ふくらはぎへと体の中を走る長くて太い神経です。健常な状態では、この神経は体を動かすたびに周囲の筋肉や筋膜の間をスムーズにスライドするように動きます。しかし、慢性的な炎症や繰り返す刺激・同じ姿勢の持続などによって、神経と周囲の組織の間に「癒着」と呼ばれるくっつきが生じることがあります。癒着した神経は自由に動くことができなくなり、体を動かすたびに引っ張られたり、圧迫されやすくなります。これが痛みや痺れとして現れます。Sさんの場合、梨状筋やハムストリングスの中で坐骨神経が圧迫・癒着した状態になっており、これが「夕方にかけて症状が悪化する」という時間帯のパターンにもつながっていました。日中の活動や姿勢の持続によって筋肉の緊張が蓄積されるにつれて神経への圧迫が強まるため、夕方以降に症状がひどくなるという特徴的なパターンが生じていたと考えられます。
Sさんのレントゲンで脊柱管の狭窄が見つかったこと自体は、56歳という年齢を考えれば珍しくありません。ただ、今回の痛みと痺れを引き起こしていたのは腰の骨ではなく、お尻と太もも周辺の筋肉が坐骨神経を圧迫・癒着させていたことでした。こういった「画像には映らない原因」は、筋肉の緊張や癒着、姿勢、日常の動作の積み重ねから生じるもので、手技でアプローチできることが多いのです。
施術の方針
Sさんへの施術は、以下の方針で進めました。
(1)坐骨神経の癒着の改善:神経モビライゼーション
(2)梨状筋・ハムストリングスのリリース:手技施術による筋緊張の緩和と神経周囲の組織の柔軟性回復
(3)ハイボルト治療:深部の炎症・癒着へのアプローチ
(4)セルフケア指導:自宅でできる神経モビライゼーション
・神経モビライゼーション→坐骨神経が癒着している部位に対して、神経が周囲の組織の間をスムーズに滑るように誘導する手技を実施。神経の滑走性を少しずつ回復させていきます。
※坐骨神経を足側へひっぱったり、腰側へひっぱったりする動作を繰り返し、坐骨神経を動かしていきます。
・梨状筋・中殿筋への徒手施術(筋膜リリース・圧痛点へのアプローチ)
・ハイボルト治療
→ 深部の梨状筋・坐骨神経周囲への電気刺激で、
炎症の鎮静と筋肉の過緊張の緩和を図りました。
2回目来院時、「お尻の奥の重さが少し軽くなった気がする」との報告。夕方の症状の強さがわずかに落ち着いてきたとのこと。太もも裏の痺れはまだ残っているが、症状が少し変化してきた印象。
・前回よりも少し強度をあげた坐骨神経の神経モビライゼーションと梨状筋リリース
・ハムストリングス(太もも裏)近位部の筋膜リリースを追加
→ 太もも裏での坐骨神経への圧迫
・癒着に対してアプローチ
・自宅でできる神経モビライゼーションのやり方を指導
→ 椅子に座った状態で、坐骨神経をゆっくり動かすエクササイズ。施術外の時間にも神経の滑走性を維持するために取り入れてもらいました。
「夕方になっても前ほどひどくなくなってきた」との報告。台所に立っていてもお尻の痛みが出るまでの時間が長くなってきたとのこと。太もも裏の痺れの範囲も少し狭くなってきた印象がある、との感想。
・神経モビライゼーションを継続し、神経の滑走性をより確実に回復
・中殿筋・腸腰筋のコンディション調整
・日常動作の見直し:家事中の立ち方・荷物の持ち方などをアドバイス
「お尻と太ももの痛みと痺れがほぼ気にならなくなりました」との報告。夕方の悪化もほとんど感じなくなり、近所のスーパーへの買い物歩きも不安なくできるようになったとのこと。7回目の来院時に日常生活への支障がほぼなくなったことを確認し、セルフケアの定着を確かめた上でひとまず終了となりました。
患者様の声
【Sさんからのご感想 ※施術経過中の聞き取りより】
「脊柱管狭窄症と言われたとき、「手術しないと治らないのか」と本当に落ち込みました。手術は怖いし、でもこの痛みと痺れもつらいし、どうしたらいいか わからないまま2年近く過ごしていました。こちらに来て先生にいろいろ検査してもらって、「脊柱管が狭いのは確かだけれど、今の症状の原因は腰の骨よりも筋肉と神経の癒着の可能性が高い」と言っていただいたとき、正直半信半疑でした。でも、丁寧に説明してもらって「なるほど」と思えてとにかくやってみようと思いました。施術を重ねていくうちに、夕方の痛みが少しずつ楽になってきて、台所に立っていてもあまり気にならなくなってきました。太ももの痺れも、気づいたらそんなに感じなくなっていて。今は近所の買い物も普通に歩けるようになりましたし、また少しずつウォーキングもしてみようかなと思っています。手術を考える前に来てみて良かったです
施術を終えて
Sさんの施術で私が一番気をつけたのは、「脊柱管狭窄症」という診断名にとらわれないことでした。 正直なところ、脊柱管の狭窄は50代以降の方であれば画像上で見つかること自体は珍しくありません。痛みのない方でも、MRIを撮れば狭窄が見つかることは非常に多い。だから「狭窄がある=それが痛みの原因」とは限らないんです。Sさんの場合、私が「これは腰の骨が原因ではないかもしれない」と感じたのは、いくつかの理由がありました。まず、脊柱管狭窄症に典型的な「間欠性跛行」がほとんど見られなかったこと。それから、「夕方になるほど悪化する」というパターン。これは筋肉の疲労が蓄積して、神経への圧迫がじわじわ強まる時に起きやすい特徴です。実際に触診してみると、梨状筋とハムストリングスにはっきりとした硬さと圧痛がありました。スランプテストでは、普段と同じ痛みと痺れがそのまま再現された。つまり、坐骨神経が筋肉の中で癒着して動けなくなっていることが、症状の主な原因だったわけです。こういったケースは、実は当院でもかなりの数を診ています。「脊柱管狭窄症と言われた」という方が来院されて、調べてみたら筋肉と神経の問題だった、ということは決して珍しくありません。
よく頂く質問
整形外科で「脊柱管狭窄症」と診断されましたが、整骨院でも対応できますか?
対応できるケースは多くあります。 脊柱管狭窄症と診断されていても、痛みや痺れの原因が実は筋肉による坐骨神経の圧迫や癒着だった、ということは珍しくありません。その場合は手技で改善できる可能性があります。 まずは身体の状態を診させていただき、「今の症状が何から来ているのか」を確認するところから始めます。
手術を勧められていますが、手術の前に来院しても意味がありますか?
むしろ、手術を決める前にこそ来ていただきたいと考えています。もちろん手術が必要なケースもありますが、筋肉や神経の癒着が原因であれば、手技で改善できる可能性があります。
「神経の癒着」とは何ですか?どのような施術をするのですか?
わかりやすく言うと、神経が周りの筋肉や組織に「くっついて動けなくなっている状態」です。 本来、神経は身体を動かすたびに周囲の組織の間をスルスルと滑るように動いています。ところが、慢性的な炎症や繰り返しの負担によって、この滑りが悪くなってしまうことがあります。 施術では「神経モビライゼーション」という手技で、神経の走行に沿ってその動きをゆっくり引き出し、滑走性を回復させていきます。無理に力を加えるような施術ではないのでご安心ください。
お尻から太もも裏の症状が2年以上続いていても改善できますか?
2年以上続いているからといって、あきらめる必要はありません。ただ、長期間続いている分、筋肉の硬さや神経の癒着がしっかり定着しているので、改善に時間がかかることはあります。 それでも、原因にきちんとアプローチすれば症状が変わってくるケースは多いです。今回のSさんも2年間悩んでおられましたが、約7回の施術で大きく改善されました。まずは一度、今の状態を診させてください。
参考文献
このページで紹介している内容は、以下の論文・ガイドラインに基づいています。
【①無症状者の腰椎MRIに脊柱管狭窄・椎間板変性が高率に見られる根拠】
※1 Brinjikji W, Luetmer PH, Comstock B, et al. "Systematic literature review of imaging features of spinal degeneration in asymptomatic populations."
American Journal of Neuroradiology (AJNR). 2015;36(4):811-816.
無症状者の腰椎画像所見を系統的にレビューした研究。椎間板変性は50代で80%、椎間板膨隆は50代で60%の無症状者に認められ、脊柱管の狭窄所見も加齢とともに高率に出現することを報告。「画像上の異常所見は症状のない人にも非常に多く、正常な加齢変化の一部と考えるべき」と結論。
PMCで原文を確認する →
【②画像上の脊柱管狭窄と臨床症状が必ずしも一致しない根拠】
※2 Ishimoto Y, Yoshimura N, Muraki S, et al. "Associations between radiographic lumbar spinal stenosis and clinical symptoms in the general population: the Wakayama Spine Study."
Osteoarthritis and Cartilage. 2013;21(6):783-788.
一般住民938名を対象とした横断研究。画像上で中等度以上の脊柱管狭窄を有する者は77.9%、高度狭窄は30.4%に認められたが、高度狭窄のうち実際に臨床症状を有していたのはわずか17.5%であったことを報告。画像所見と症状の不一致を示す重要な疫学研究。
原文を確認する →
【③梨状筋による坐骨神経の圧迫(梨状筋症候群)の根拠】
※3 Hicks BL, Lam JC, Varacallo M. "Piriformis Syndrome."
StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024.
梨状筋症候群に関する包括的レビュー。梨状筋の過緊張・炎症が坐骨神経を圧迫し、臀部から大腿後面にかけての坐骨神経痛様症状を引き起こすメカニズムを解説。腰椎椎間板に由来しない非椎間板性坐骨神経痛の原因として臨床的に重要であることを記載。
StatPearlsで原文を確認する →
【④坐骨神経周囲の癒着と深殿部症候群の根拠】
※4 Martin HD, Shears SA, Johnson JC, Smathers AM, Palmer IJ. "Deep gluteal syndrome: piriformis syndrome, ischiofemoral impingement and sciatic nerve release."
Muscles, Ligaments and Tendons Journal. 2016;6(3):281-291.
深殿部における坐骨神経の絞扼について、梨状筋だけでなく周囲の筋肉・腱・瘢痕組織による神経の癒着や圧迫が原因となることを詳述したレビュー。慢性の炎症性変化によって坐骨神経と周囲組織の間に癒着が生じ、股関節の動きに伴って神経が絞扼されるメカニズムを解説。
PMCで原文を確認する →
【⑤神経モビリゼーションが坐骨神経痛・腰下肢痛に有効である根拠】
※5 Peacock M, Bland S, Gaudreault N, et al. "Neural mobilization in low back and radicular pain: a systematic review."
Journal of Manual & Manipulative Therapy. 2023;31(1):4-12.
腰部および放散痛に対する神経モビリゼーションの有効性を評価したシステマティックレビュー。8件のRCTを対象に検討した結果、通常の保存療法に神経モビリゼーションを追加することで、疼痛・機能障害・日常生活動作の短期的改善が得られることを示した。
PMCで原文を確認する →
最後に
「手術しかない」と言われて、不安を抱えたまま何年も過ごしている方は少なくありません。Sさんもそうでした。ただ、私が日々の施術で感じているのは、画像で「脊柱管が狭い」と言われていても、実際に触って検査してみると痛みの原因は別のところにある、というケースが思いのほか多いということです。筋肉が神経を締めつけている。神経が周囲の組織にくっついて動けなくなっている。そういった問題は、画像には映りません。だからこそ、画像の結果だけで「もう手術しかない」と決めてしまう前に、一度、身体を直接診せていただきたいのです。触診や検査で原因を確認した上で、「これは手技で改善できる可能性がある」と判断できれば、手術以外の道が見えてくるかもしれません。宇治市の小倉・伊勢田エリアで、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症の症状にお悩みの方は、まず一度ご相談ください。
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| 住所 | 〒611-0042京都府宇治市小倉町蓮池173-13 宇治小倉あゆむ整骨院 |
|---|---|
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