足の裏が痛い・太腿とふくらはぎの外側のハリと痛み|50代女性の足底筋膜炎|宇治小倉あゆむ整骨院

足底筋膜炎・足の裏の痛みでウォーキングすら辛くなってきた

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症例紹介
◆最終更新日: 2026年03月18日 15:37:50

足の裏が痛み・太腿とふくらはぎの外側のハリと痛み 50代女性

「日課のウォーキングを始めてから足の甲が痛くなり、今では足の裏まで痛い」 「歩くたびにふくらはぎの外側やお尻の横まで張ってつらい」 「インソールやストレッチを試しているのに、痛みがなかなか取れない」 もしあなたがこのような状態であれば、この症例があなたのヒントになるかもしれません。

患者様詳細
お名前 M・S様
年齢・性別 52歳・女性
職業・生活スタイル 主婦。健康維持のため毎日ウォーキングを日課にされていた。
症状の部位 右足(足の甲・足の裏)および下肢外側(骨盤外側・大腿外側・ふくらはぎ外側)
症状の経過 約1年前から日課のウォーキング中に右足の甲に痛みを感じるようになった。当初は軽微だったが、徐々に痛みが増強し、足の裏にも痛みが出現。ウォーキングが辛くなった段階で来院。
来院時の状態 足の甲および足底の痛みに加え、骨盤外側・大腿外側・ふくらはぎ外側に著明な張り感を認める。ウォーキング継続が困難な状態。
施術期間 インソール作製と筋肉へのアプローチを組み合わせて継続施術中。

来院前の状態

Sさんが最初に違和感を覚えたのは、約1年前のことでした。 毎日続けていたウォーキングの最中、右足の甲にじんわりとした痛みが出始めたといいます。 最初のうちは「歩きすぎかな」という程度で、休めば楽になっていました。 しかし、歩くたびに痛みが少しずつ強くなり、やがて足の裏にも痛みが広がっていきました。 さらに時間が経つにつれ、ふくらはぎの外側・太ももの外側・骨盤の横あたりまで 異様な張り感を覚えるようになったといいます。

来院時点では以下のような状態が確認されました。
・日課のウォーキング中に足の甲と足の裏が痛む
・ふくらはぎの外側・大腿外側・骨盤外側に強い張りと不快感がある
・痛みをかばいながら歩くため、歩行のたびに下肢全体が疲れる
・ウォーキングを続けることが困難な状態になっている
・痛みが出始めてから約1年が経過し、改善の兆しがない

日課として長年続けてきたウォーキングができなくなることへの不安と、下肢全体に広がる症状に対して「何か大きな問題があるのではないか」という不安を抱えた状態での来院でした。

来院前に試してみたこと・うまくいかなかったこと

01 安静・ウォーキング量の調整

痛みが出始めた時期に、歩く距離を減らして様子を見ていたとのことでした。一時的に痛みが落ち着くことはあっても、ウォーキングを再開するとすぐに 元の状態に戻ってしまい、根本的な改善にはつながりませんでした。

02 市販のインソール使用

足の痛みに対して市販のクッション性インソールを試みたとのことでした。装着中はやや楽に感じることがあったものの、症状の本質的な改善は得られず、下肢外側の張り感はむしろ変わらないまま続いていたといいます。

足の甲や足の裏の痛みは「単に歩きすぎ」と捉えて安静にするだけでは、痛みを引き起こしている足部の機能的な問題は残り続けます。 また、市販のインソールは足底のクッション性を補うことはできても、歩行中の足の動きそのものを修正する機能は持っていません。 症状が広範囲に及んでいる場合は、足部のアライメントや歩行パターンの評価から始めることが重要です。

来院のきっかけ・初回の印象

来院のきっかけ

「1年以上経っても改善しないし、最近は足の裏だけでなく脚全体が張って つらくなってきました。このまま放っておくのはよくないと思って来ました」

初回来院時の印象

来院時、Sさんの歩行を観察すると、歩行の立脚中期(足の裏全体が地面に接する局面)で 内側縦アーチ(土踏まず)が明らかに崩れ、足が内側に倒れ込む動きが確認されました。それに伴い、歩行中に体全体が側方に動揺する傾向も認められました。触診を進めると、下肢全体の筋肉に顕著な張りがあり、特に骨盤外側から大腿外側・ふくらはぎ外側にかけての筋群が硬くなっていました。問診と評価を合わせた結果、今回の症状の根本に 「過回内偏平足(足が過度に内側に倒れ込む偏平足)」による 歩行時の異常な力学的負荷があると判断しました。下肢外側の筋群は、崩れた足部のアライメントを補正しようと 過剰に働き続けることで疲弊・緊張していたと考えられます。

原因の説明

評価の結果、Sさんの足の痛みおよび下肢外側の張りの主な原因として、 「過回内偏平足による歩行時の力学的異常」と 「下肢全体の筋肉の癒着・過緊張」が確認されました。

過回内偏平足とは

「過回内(かかいない)」とは、歩行中に足が過度に内側へ倒れ込む状態のことです。 通常、足は地面に着く際に少し内側へ倒れながら衝撃を吸収しますが、 過回内ではこの動きが過剰になります。
【これによって引き起こされる問題】
・土踏まず(内側縦アーチ)が過度に低下し、足底筋膜に過剰な牽引力がかかる
・足部の不安定性を補おうとして、ふくらはぎ外側・大腿外側・骨盤外側の 筋群が常に過剰に働き続ける
・歩行のたびに足全体・下肢全体に異常な負荷がかかり続ける

Sさんの場合、長年のウォーキングによって蓄積した負荷が、この過回内という足部の機能的問題を通じて 足底筋膜および下肢外側全体に及んでいたと考えられます。

なぜ足の甲・足の裏だけでなく、下肢全体が張るのか

過回内偏平足では、歩行中に崩れた足部のアライメントを補正しようとして下肢全体の筋肉が代償的に働きます。特に骨盤外側・大腿外側・ふくらはぎ外側の筋群が持続的に緊張し続けることで、筋肉内に癒着(組織同士の不正な癒合)が生じ、張り感や痛みとして現れるようになります。Sさんに認められた「骨盤外側・大腿外側・ふくらはぎ外側の異常な張り」は、足底の問題に対する下肢全体の代償反応として捉えることができます。

足底筋膜炎との関連

足底筋膜とは、かかとの骨から足趾の付け根にかけて伸びる 強靭な線維性組織(筋膜)です。過回内によって内側縦アーチが繰り返し崩れると、この足底筋膜に持続的な牽引ストレスがかかり続け、 炎症や微細損傷が蓄積することで足底の痛みへとつながります。これが「足底筋膜炎」と呼ばれる状態です。Sさんの場合、足の甲の痛みから始まり足の裏に痛みが広がったという経過は、過回内による力学的ストレスが段階的に進行したことを示唆しています。

施術の方針

【施術の方針】

Sさんへの施術は、以下の方針で進めました。
(1)下肢を中心とした筋肉の癒着改善:骨盤外側・大腿外側・ふくらはぎ外側を中心に、手技施術によって筋肉の癒着をほぐし、柔軟性と血流を回復させる。
(2)インソールによる歩行改善:過回内を修正するカスタムインソールを作製し、歩行時の足部アライメントを整えることで、足底筋膜と下肢全体への 異常な負荷を軽減する。
(3)継続的な経過観察:症状の変化に合わせてアプローチを調整しながら、足底の痛みの完全改善を目指す。

01初回来院:評価・下肢筋肉へのアプローチ・インソール作製
【評価内容】

・歩行評価:立脚中期における内側縦アーチの崩れと側方動揺を確認
・触診:下肢全体(骨盤外側・大腿外側・ふくらはぎ外側)の筋緊張・癒着を確認
・足部評価:過回内偏平足と評価

【施術内容】

・下肢外側の筋肉(骨盤外側・大腿外側・ふくらはぎ外側)を中心とした手技施術 → 筋肉の癒着を丁寧にリリースし、過緊張した組織の柔軟性を回復させる。
・インソール作製の開始 → 過回内を修正するオーダーメイドインソールを作製。 歩行時に足部が適切なアライメントを保てるようサポートする。

02 施術開始から約1ヶ月後:経過確認
【経過】

・下肢外側(骨盤外側・大腿外側・ふくらはぎ外側)の痛みとハリは顕著に改善。
・足底(足の裏)の痛みはまだ残存しているが、改善傾向が認められる。

現在の方針

・足底の痛みについては引き続きインソールで過回内を修正しながら経過観察。
・足底筋膜への負荷が軽減されるにつれて、足底の痛みも改善していくと見込んでいる。

施術のポイント

下肢外側の張りと痛みは、過回内に対する代償として生じていた筋肉の問題であるため、インソールで根本的な力学的環境を整えることで比較的早期に改善を認めました。一方、足底筋膜炎は慢性化した状態であるため、組織の回復には一定の期間を要します。焦らず丁寧に経過を追うことが重要と判断し、インソールによる継続的なサポートを選択しています。

患者様の声

【Sさんからのご感想 ※施術経過中の聞き取りより

「1年もずっと足が痛くて、もうウォーキングは諦めないといけないかな、と思い始めていました。ふくらはぎや太ももの外側まで張ってきた頃には、何か大きな病気じゃないかと不安にもなっていました。 こちらに来て先生に診ていただいたら、足の倒れ方が原因で脚全体に余計な負担がかかっていると説明していただき、なぜ足だけでなく脚全体が張るのかがやっと分かりました。インソールを入れてもらって歩くと、脚の外側の張りがずいぶん楽になりました。足の裏の痛みはまだ残っていますが、以前より歩けるようになってきた気がします。少しずつ改善しているので、焦らず続けていこうと思っています」

施術を終えて

Sさんのケースで最初に着目したのは、「症状の広がり方」でした。足の甲から足の裏、そして骨盤外側・大腿外側・ふくらはぎ外側にまで 張りと痛みが及んでいるという訴えは、足底だけの局所的な問題ではなく、歩行中の力学的な異常が下肢全体に波及していることを示唆しています。歩行評価を行うと、立脚中期での内側縦アーチの崩れと側方への動揺が明確に確認できました。これは「過回内偏平足」の典型的な所見です。過回内偏平足では、歩行のたびに足底筋膜が過剰に引き伸ばされ続けるため、足底筋膜炎が起きやすくなります。さらに、崩れた足部のアライメントを補おうとして 下肢外側の筋群が代償的に過活動を続けることで、広範な張りと痛みが生じます。市販のインソールが効かなかった理由も、ここにあります。クッション性を補うだけのインソールでは、過回内そのものを修正することができません。過回内に対応するためには、足部が適切なアライメントを保てるよう設計された インソールが必要です。施術では下肢全体の筋肉の癒着改善と並行して、過回内を修正するインソールを作製しました。1ヶ月後には下肢外側の張りと痛みは大きく改善し現在は足底の痛みの改善を継続中です。 「足が痛い」という訴えは一見シンプルに聞こえますが、その背景にある歩行パターンや足部のアライメントを丁寧に評価することで、なぜそこが痛むのかという本質が見えてきます。症状が広い範囲に及んでいる場合こそ、全体を俯瞰した評価が重要です。「足の痛みが長引いている」「下肢全体に張りや痛みがある」という方は、まず一度、状態を診させてください。

よく頂く質問

足底筋膜炎はどのくらいで改善しますか?

症状の程度・経過期間・生活環境によって個人差があります。今回のSさんのように1年以上経過した慢性の状態では、下肢外側の代償的な張りと痛みは比較的早期に改善しても、足底の痛みには一定の期間がかかることがあります。 まずは状態を丁寧に評価した上で、改善までの見通しをお伝えします。早期に適切なアプローチを始めることが、改善を早める最大の近道です。

インソールはオーダーメイドでないと効果がありませんか?

市販のインソールはクッション性を補う目的では一定の効果がありますが、過回内のような足部アライメントの問題を修正する目的には不向きなことが多いです。 過回内が原因の場合、足部の動きを適切に制御できるよう設計されたインソールが有効であることが多く、症状や足の形状に合わせたものをお勧めしています。まずは足部の評価を行い、どのようなインソールが必要かをお伝えします。

足の痛みのほかに脚全体が張っているのは関係ありますか?

関係があることが多いです。特に今回のケースのように、足部のアライメント異常(過回内偏平足)がある場合、歩行中の異常な力学的負荷が下肢全体の筋肉に及ぶことがあります。 「足が痛いのに、なぜふくらはぎや太ももまで張るのか」という疑問は、歩行評価を行うことで原因が明確になることが多いです。

ウォーキングは続けてもいいですか?

状態によります。痛みがある状態でのウォーキングは、症状を悪化させるリスクがあります。 一方で、完全に歩かないでいると、筋力低下や柔軟性の低下を招くこともあります。「どのくらい・どのように歩くか」は状態に合わせて指導しますので、まずご来院いただいた上で、個別の判断をさせてください。

整形外科で特に異常なしと言われましたが、来院できますか?

はい、対応可能です。 レントゲンやMRIでは、骨・関節の形状は確認できますが、筋肉の癒着・足部のアライメント異常・歩行パターンの問題は画像では評価が難しいことがあります。 「画像で異常なし」は「原因がない」ことを意味しません。 歩行評価・触診・足部評価を組み合わせることで、痛みの本質的な原因を明らかにし、適切なアプローチを行います。

最後に

Sさんのように、足の甲や足の裏の痛みが下肢全体の張りや痛みに広がっている場合でも、 歩行評価と足部の評価によって原因を特定し、的確にアプローチすることで 改善できるケースは多くあります。 「長年痛みが続いている」「他で治らなかった」という方こそ、 一度しっかりとした評価を受けることが改善への第一歩です。 当院では初回に歩行評価・触診・足部評価を丁寧に行い、 原因を特定した上で施術方針をご説明します。

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