お尻から太ももにかけて痛みが走る坐骨神経痛

近鉄小倉駅徒歩9分 宇治小倉あゆむ整骨院

症例紹介
◆最終更新日: 2026年03月15日 17:54:37

お尻から太ももにかけて痛い・痺れる 40代女性

「座っているとお尻から太ももにかけてじわじわ痛くなる」 「整形外科でレントゲンを撮ったら骨と骨の間が狭くなっていると言われた」 「坐骨神経痛と言われたが、何が原因でどう治せばいいのかわからない」 もしこのような状態でお悩みであれば、この症例がひとつの参考になるかもしれません。

患者様詳細
お名前 K・M様
年齢・性別 44歳・女性
職業・生活スタイル パート勤務(レジ係・立ち仕事中心)。家事全般をこなしながら、週2〜3回ウォーキングをされていた。
症状の部位 右側のお尻から太もも裏にかけての痛みと痺れ
症状の経過 3〜4ヶ月前から右のお尻に違和感を感じ始め、 次第にお尻から太もも裏にかけて痛みが走るようになった。 整形外科を受診しレントゲンを撮ったところ、 「骨と骨の間が狭くなっている」と指摘を受け、 「坐骨神経痛」と診断された。
来院時の状態 長時間の立ち仕事や歩行後に痛みが強くなる。 椅子に座っていても30分ほどで痛みが出始める。
施術期間 週1〜2回の施術で約6回にわたり経過を確認。

来院前の状態

Mさんの最初の訴えは「なんとなくお尻が重い」という軽い違和感からでした。 最初のうちは仕事や家事が忙しいせいだと思い、様子を見ていたといいます。 しかし症状は徐々に悪化し、3〜4ヶ月が経つ頃には お尻から太ももの裏にかけて痛みが走るようになっていました。

特に辛かったのは以下の状況でした。
・レジ業務中、長時間立っているとお尻から太ももにかけて痛みが強まる
・ウォーキング中、歩き続けるとお尻の痛みで途中で立ち止まることがある
・椅子に座っていても、30分ほどで右のお尻から太ももにかけて痛みが出る
・朝起き上がるとき、お尻から脚にかけてこわばりと痛みがある
・「このまま悪化したら仕事を続けられなくなるかも」という不安

心配になり整形外科を受診してレントゲンを撮ったところ、 「骨と骨の間が狭くなっている」と言われ、「坐骨神経痛ですね」と診断を受けました。 しかし「加齢によるものなので仕方ない」「様子を見ましょう」という説明にとどまり、 湿布と痛み止めを処方されただけで、症状は一向に改善しなかったといいます。 「原因が骨にあるなら、もう治らないのだろうか」 「この痛みと一生付き合っていくしかないのか」 そういった不安を抱えながら、当院へのご来院となりました。

来院前に試してみたこと・うまくいかなかったこと

01 整形外科への通院・投薬

整形外科を受診し、レントゲン検査を受けました。 「骨と骨の間が狭い」という所見から坐骨神経痛と診断され、 湿布と痛み止めを処方されましたが、 飲んでいる間は多少楽になるものの、薬をやめると痛みが戻る状態が続きました。

02 市販の湿布・コルセット

整形外科とは別に、市販の湿布や腰サポーターを自分で試してみましたが、 お尻や太もも裏の痛みには効果をあまり感じられなかったといいます。

03 ウォーキングを控える

「動くと痛みが出るから」と、習慣にしていたウォーキングを控えましたが、 安静にしていても痛みは変わらず、むしろ体が固まった感覚が増したとのことでした。

整形外科でレントゲンを撮り「骨の間が狭い」と言われると、 多くの方が「骨が原因だから手術でもしないと治らないのでは」と 思い込んでしまいます。 しかし、坐骨神経痛の原因は必ずしも骨や椎間板だけにあるわけではありません。 原因を正確に評価した上で適切にアプローチすることが、 改善への第一歩です。

来院のきっかけ・初回の印象

来院のきっかけ

「整形外科に行ってもなかなか改善しなかった。 知人が整骨院で坐骨神経痛が楽になったと言っていたので、 一度相談してみようと思ってきました」

初回来院時の印象

来院時、Mさんは右のお尻をかばうように少し体を傾けながら歩かれていました。 問診を行うと、痛みの場所は右のお尻から太もも裏にかけて。「お尻の奥の方がズキズキする感じ」「太もも裏が張って重い感じ」とのことでした。整形外科でのレントゲン所見(骨間狭小化)の話もお聞きしましたが、まずは当院での評価を一から丁寧に行うことにしました。 坐骨神経痛という「症状の名前」に惑わされず、 「なぜ神経が刺激されているのか」という原因の部分を しっかりと探ることが重要だと考えています。

原因の説明

Mさんの坐骨神経痛の原因と評価結果

まず知っておいてほしいこと:「坐骨神経痛」は病名ではない

「坐骨神経痛と診断された」とおっしゃる患者さんは多いですが、実は「坐骨神経痛」は病名ではなく、症状を表す言葉です。坐骨神経が何らかの原因で刺激・圧迫されることで、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて 痛みやしびれが走る状態を「坐骨神経痛」と呼びます。つまり「坐骨神経痛です」という説明は、「お尻から脚に痛みが出ていますね」と言っているに過ぎません。大切なのは「なぜ坐骨神経が刺激されているのか」という原因の部分です。

レントゲンで「骨の間が狭い」と言われた場合

整形外科でレントゲンを撮ると「骨と骨の間が狭くなっている」と 指摘されることがよくあります。しかし、40歳を超えてくると、レントゲン上で何らかの異常が見られることは 非常に多く、ある研究では症状のない健康な人でも 50代以上の多くに画像上の変性所見が確認されています。つまり、レントゲンで骨の変化が見られたとしても、それが「今の痛みの直接原因かどうか」は別の話です。画像上の所見と実際の症状が一致しないケースは非常に多く、「骨の間が狭い=今の痛みの原因」と決めつけるのは 早計である場合があります。

検査・評価の結果

Mさんへの評価では以下を確認しました。

SLRテスト(ラセーグテスト) 仰向けの状態で足をまっすぐ上げ、坐骨神経への刺激(しびれや放散痛)が 出るかを確認するテストです。 Mさんの結果は「陰性」。 これは、椎間板ヘルニアや骨による神経への強い圧迫が 主原因ではない可能性を示します。
梨状筋テスト お尻の深部にある「梨状筋」が坐骨神経を圧迫しているかどうかを 確認するテストです。 Mさんの結果は「陽性」。 股関節を動かした際に、お尻の深部から太もも裏にかけて 再現性のある痛みが確認されました。
触診 梨状筋・中殿筋・大殿筋など、お尻周辺の筋肉を触診したところ、 梨状筋に著明な圧痛と硬結(筋肉の硬いしこり)が確認されました。
梨状筋症候群(梨状筋による坐骨神経の圧迫)

以上の評価から、Mさんの坐骨神経痛の主な原因は 腰椎の変性(骨の間の狭小化)ではなく、 「梨状筋による坐骨神経の圧迫」であると判断しました。

梨状筋とは

梨状筋(りじょうきん)は、お尻の深部に位置する小さな筋肉で、股関節の外旋(脚を外側に回す動作)を担います。この梨状筋のすぐ下(または貫通する形)を 坐骨神経が走っているため、梨状筋が硬くなったり緊張すると、坐骨神経が圧迫されてお尻から太もも裏にかけて 痛みやしびれが起こります。 長時間の座位・立ち仕事・特定の歩き方のクセなどで 梨状筋に過剰な負荷がかかり続けると、こうした症状が生じやすくなります。

なぜ腰のレントゲンに異常が見られたのか

Mさんのレントゲン所見(椎間の狭小化)は 40代以降では珍しいことではありません。しかしMさんの坐骨神経痛の主因は梨状筋による圧迫であり、腰椎の変性が今回の症状を直接引き起こしているわけではないと判断しました。腰が原因でなく筋肉が坐骨神経を圧迫しているケースは非常に多く、 このような場合は筋肉の緊張・硬結を改善するアプローチが有効です。

施術の方針

【施術の方針】

Mさんへの施術は、以下の方針で進めました。
(1)梨状筋・周辺筋肉のリリース:深部への手技とハイボルト治療
(2)股関節・骨盤周囲の可動域改善
(3)再発予防:梨状筋・中殿筋のセルフケア指導

011〜2回目:梨状筋・殿筋群へのアプローチ開始
【施術内容】

・梨状筋・中殿筋・大殿筋への徒手的アプローチ(筋膜リリース・筋緊張の緩和)
・ハイボルト治療(深部の梨状筋への電気刺激で筋スパズムを緩和)

施術前後の状態変化

2回目来院時、「お尻の奥の重さが少し楽になった気がする」との報告。 太もも裏の痛みはまだ残っているが、朝の体のこわばりが和らいだとのこと。

01 3〜4回目:可動域の改善と日常動作への指導
【施術内容】

・引き続き梨状筋・殿筋群のリリース
・股関節外旋筋群のストレッチ指導
・立ち仕事中の重心のかけ方・歩行フォームの確認

Kさんの変化

「仕事中にお尻が痛くなるまでの時間が長くなった」。椅子に座っていても30分で痛みが出ていた状態が、1時間以上座れるようになったとのこと。

01 5〜6回目:症状の安定確認とセルフケア指導
【施術内容】

・仕上げとして梨状筋・殿筋群のコンディションを整える施術
・自宅でできる梨状筋ストレッチ・中殿筋エクササイズを案内

Kさんの変化

「お尻から太ももにかけての痛みがほぼ気にならなくなった」とのこと。
ウォーキングも痛みなく再開できるようになり、6回目の施術で日常生活への支障がなくなったことを確認して終了。

患者様の声

【Kさんからのご感想※終了時のアンケートより

「整形外科で『骨の間が狭い』と言われてから、 もう治らないんじゃないかとすっかり落ち込んでいました。こちらに来て、先生から『坐骨神経痛は病名じゃなくて、 症状を表す言葉なんです』と教えてもらって、まずそれがびっくりでした。ちゃんと原因を調べてもらって、骨より筋肉の可能性が高いことがわかって、『それなら改善できるかもしれない』と初めて希望が持てました。施術を重ねるごとにお尻の重さが取れていって、仕事中も痛みを気にする回数が減っていきました。ウォーキングも気持ちよくできるようになって、本当にまた体を動かすのが楽しくなりました。骨の異常と言われてあきらめかけている方に、一度ちゃんと原因を調べてもらうことをおすすめしたいです」

施術を終えて

Mさんのケースでまず重要だったのは、「坐骨神経痛という言葉に惑わされずに原因を探る」ことでした。 坐骨神経痛という言葉は非常によく使われますが、 これはあくまで「お尻から脚にかけて痛みやしびれがある状態」を指す症状の名称であり、病名ではありません。坐骨神経が刺激される原因は様々で、椎間板ヘルニア、腰椎の変性、梨状筋症候群、仙腸関節の問題など多岐にわたります。 整形外科でレントゲンを撮り「骨の間が狭い」と言われた場合、その所見が症状の直接原因になっているケースもありますが、40代以降では画像上に何らかの変性所見が見られることは珍しくなく、症状のない方にも同様の所見が確認されることがあります。大切なのは「画像上の異常があるかどうか」だけでなく、「その異常が今の症状と本当に関連しているか」を 丁寧に評価することです。Mさんの場合、SLRテストが陰性であった一方、梨状筋テストが陽性で、触診でも梨状筋に強い圧痛と硬結が確認されました。このことから、今回の坐骨神経痛は腰椎の変性が主因ではなく、梨状筋による坐骨神経の圧迫が原因と判断しました。腰が原因でなく筋肉が坐骨神経を圧迫しているケースは非常に多くあります。 このような場合、筋肉の緊張や硬結を適切に改善することで、神経への圧迫が減り症状の改善が期待できます。Mさんのように「骨の異常と言われたからもう治らない」と 思い込んでいる方が当院には多くいらっしゃいます。あきらめる前に、一度原因をしっかりと評価することが 症状改善の近道になることがあります。

よく頂く質問

「骨の間が狭い」と言われましたが、改善できますか?

はい、改善が期待できるケースは多くあります。レントゲンで骨の変化が見られたとしても、それが今の症状の直接原因かどうかは別に評価する必要があります。 坐骨神経痛の原因が骨ではなく筋肉による神経圧迫である場合、筋肉へのアプローチで症状が改善することがあります。

坐骨神経痛は自然に治りますか?

軽度のものは自然に落ち着くこともありますが、原因が解消されないまま放置すると慢性化するケースもあります。 症状が3〜4ヶ月以上続いている場合や、日常生活や仕事に支障が出ている場合は、早めに原因を評価した上で適切なアプローチを取ることをお勧めします。

お尻から太ももにかけての痛みが坐骨神経痛かどうかわかりません。

初回来院時に問診と各種検査を行い、症状の原因を評価します。坐骨神経痛の可能性があるか、また原因が筋肉にあるのか 骨・椎間板にあるのかなどを判断した上で、適切な施術方針をお伝えします。必要に応じて整形外科への受診をお勧めすることもあります。

何回くらい通えばよくなりますか?

症状の程度・期間・原因によって異なりますが、筋肉による神経圧迫が原因の場合、週1~2回のペースで4~8回程度を目安にしていることが多いです。 Mさんのように6回程度で日常生活への支障がなくなるケースもありますが、性化している場合や複数の原因が絡んでいる場合はもう少し時間がかかることもあります。

はい、併用は可能です。

整形外科での画像診断(レントゲン・MRI)と当院での手技的なアプローチは互いを補い合うものです。 整形外科での診断内容をお聞きすることで、より精度の高い施術が可能になりますので、これまでの検査結果や診断内容をお聞かせいただけますと幸いです。

最後に

「お尻から太ももにかけての痛みでお悩みの方へ」

「骨に異常がある」と言われ、あきらめかけていませんか。坐骨神経痛の原因は一人ひとり異なります。 腰椎の変性が原因のケースもありますが、筋肉が坐骨神経を圧迫していることが原因のケースも非常に多くあります。神経への圧迫を改善することができれば、症状の改善が期待できます。

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