膝が痛くてまっすぐ伸ばせない

近鉄小倉駅徒歩9分 宇治小倉あゆむ整骨院

症例紹介
◆最終更新日: 2026年03月12日 18:46:37

「膝が痛くてまっすぐ伸ばせない」50代女性

「膝が痛くて、まっすぐ伸ばすと痛みが出る」 「歩くとき、気づいたら膝を曲げてかばいながら歩いている」 「最近、自分の足がO脚になってきているような気がする」 もしあなたがこのような状態であれば、この症例があなたのヒントになるかもしれません。

患者様詳細
お名前 T・K様
年齢・性別 55歳・女性
職業・生活スタイル 専業主婦。日常の家事全般。以前は週に数回ウォーキングを楽しんでいた。
症状の部位 右膝(膝前面・膝蓋骨周辺)
症状の経過 数ヶ月前から徐々に右膝に痛みを感じるようになり、特に膝をまっすぐ伸ばす動作で痛みが増強。歩くとき無意識に膝を軽く曲げたままにするようになり、最近ではO脚が進んでいるような感覚もあると来院。
来院時の状態 膝の完全伸展が困難。歩行時に膝を屈曲位でかばいながら歩いている状態。
施術期間 テーピング併用の施術を数回実施し、症状が大幅に改善。

来院前の状態

Kさんが最初に違和感を覚えたのは、数ヶ月前のことでした。 「最初は少し膝が痛いかな、という程度だったんです。 でも気づいたら、膝をまっすぐ伸ばすと痛みが出るようになって。 歩くときも、いつの間にか膝を少し曲げてかばうようになっていました」 特定の動作で激しく痛めた記憶はなく、いつの間にか痛みが出ていたといいます。 それだけに「このまま放っておけばいつか治るだろう」と思い、 しばらく様子を見ていたとのことでした。 しかし痛みは改善するどころか、日に日に気になる場面が増えていきました。 ・膝を完全に伸ばす動作(立ち上がる、歩く)で痛みが出る ・歩くとき、膝を曲げたままかばって歩くようになった ・足がO脚になってきているような気がする ・ウォーキングをやめてしまった ・階段の上り下りが怖くなってきた 「このまま進んだら、もっと歩けなくなるんじゃないかと思って、 さすがに診てもらおうと決めました」 そのような経緯でご来院されました。

来院前に試してみたこと・うまくいかなかったこと

01 安静・様子見

「動かすと痛いから、なるべく歩かないようにしていました。 でも安静にしていても特に良くなる感じがなくて」 痛みを感じる動作を避けることで一時的にはしのいでいましたが、 根本的な改善にはつながりませんでした。

02 市販のサポーター使用

膝を守ろうと市販のサポーターを使用しましたが、 装着中は多少楽な気がするものの、外すとやはり痛みが戻る状態でした。

「なんとなく年のせいかな、とも思っていたんですが、 やっぱり原因をちゃんと知りたいと思って来ました」 膝の痛みは、加齢による変化が関係することもありますが、 「どの組織が痛みを発しているのか」を特定することが改善への第1歩です。 原因の組織を明確にし、そこへ的確にアプローチすることで、 痛みの状態は大きく変わります。

来院のきっかけ・初回の印象

来院のきっかけ

「安静にしていても変わらないし、O脚がひどくなっていくような気がして、 このまま放っておくのはよくないと思いました。 近所でこちらの整骨院を知って、一度診てもらおうと思って来ました」

初回来院時の印象

来院時、Kさんは歩行の際に明らかに右膝をかばう歩き方をされていました。 足をまっすぐに踏み出しきれず、膝を軽く屈曲させたまま歩いている状態です。 問診を進めると、膝をまっすぐ伸ばす動作、とくに膝蓋骨(お皿)の下あたりに 痛みが集中していることがわかりました。 「膝のお皿の下のあたりが、特に伸ばしたときに痛いですか?」と確認すると、 「そうです、まさにそこです」とのことでした。 この時点で、痛みを発している組織の候補として 「膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)」の問題を強く疑いました。

原因の説明

触診・評価を進めた結果、Kさんの膝痛の主な原因として 「膝蓋下脂肪体の柔軟性低下」が確認されました。

膝蓋下脂肪体とは

膝蓋下脂肪体とは、膝蓋骨(お皿)のすぐ下、膝蓋腱の後ろ側に位置する 脂肪組織のことです。
【主な役割】
・膝の伸展時に膝蓋骨を滑らかに動かすためのクッション
・関節内の圧力を分散させる緩衝材
・膝関節の潤滑を補助する
重要なのは、膝蓋下脂肪体は非常に神経が豊富な組織であるということです。単位面積あたりの神経密度が高く、痛みを感じやすい性質を持っています。そのため、この組織が硬くなったり炎症を起こしたりすると、強い痛みを発しやすくなります。

O脚との関連

膝を伸ばしきらないまま歩き続けると、膝関節の内側への負荷が増大し、結果的にO脚の進行につながります。Kさんの「O脚になってきているような気がする」という感覚は、この歩行パターンの変化と密接に関係していました。つまり、痛みを発している組織(膝蓋下脂肪体)の問題を解決し、膝をしっかり伸ばして歩けるようにすることが、O脚の進行を食い止めることにもつながります。

施術の方針

【施術の方針】

Kさんへの施術は、以下の方針で進めました。
(1)膝蓋下脂肪体の柔軟性回復:手技施術による組織のリリース
(2)テーピングによるサポート:膝蓋下脂肪体への過剰な圧迫を軽減し、 日常生活での動作をサポート
(3)歩行指導:膝を伸ばして歩く動作の回復

01 1回目(初回来院):評価・膝蓋下脂肪体へのアプローチ・テーピング
【施術内容】

・膝蓋下脂肪体を中心とした膝前面の手技施術 → 硬くなった膝蓋下脂肪体の柔軟性を回復させるため、 丁寧に組織をほぐし、可動性を引き出しました。
・テーピング → 膝蓋骨の動きをサポートし、膝蓋下脂肪体への不要な負担を軽減するテーピングを施しました。 テーピングにより、動作時の痛みを抑えながら 膝を伸ばす動作の練習が可能になります。

施術前後の状態変化

施術前 → 膝の完全伸展が困難、伸ばすと痛みが出る
施術後 → 膝の伸展がスムーズになり、痛みが軽減

Kさんの反応

「先生に膝の下をほぐしてもらったら、少し伸びやすくなった気がします。 テーピングをしてもらったら、歩くのが少し楽になりました」

生活指導

「膝をなるべく伸ばして歩くことを意識してください」 膝をかばった歩行を続けることで、O脚がさらに進行するリスクがあります。痛みが許容できる範囲で、意識して膝を伸ばして歩くようお伝えしました。

01 2回目以降:継続施術と膝伸展の回復
【施術内容】

継続して膝蓋下脂肪体へのアプローチとテーピングを実施。

Kさんの変化

「膝が伸びてきた感じがして、歩き方が変わってきたと主人にも言われました。 だいぶ普通に歩けるようになってきています」
痛みは回数を重ねるごとに軽減し、膝をまっすぐ伸ばして歩けるようになっていきました。

施術のポイント

単に痛みを和らげるだけでなく、膝蓋下脂肪体の柔軟性を取り戻すことで「膝が伸びる」状態を作ること、そしてその状態をテーピングでサポートしながら日常動作へ落とし込んでいくことを重視しました。

患者様の声

【Kさんからのご感想※終了時のアンケートより

「膝が痛くてまっすぐ伸ばせない状態が続いていて、このまま歩けなくなるんじゃないかと不安でした。 O脚もひどくなっているような気がしていて、どうしたらいいのかわからなかったです。こちらに来て、先生に『膝のお皿の下の脂肪体が硬くなっているのが原因です』 と説明していただいて、初めて理由がわかりました。漠然とした不安がなくなって、少し気持ちが楽になりましたね。テーピングをしてもらったら、その日のうちに歩くのが少し楽になって、施術を続けるうちに膝がちゃんと伸びるようになってきました。今は歩き方もずいぶん普通に戻ってきたと思います。痛いから動かさないでいたのが、逆によくなかったのかもしれないですね。ちゃんと原因を調べて施術してもらえて、来て良かったです」

施術を終えて

Kさんのケースで最初に重視したのは、「痛みを発している組織を正確に特定すること」でした。膝の痛みは非常に多くの原因が考えられます。変形性膝関節症、半月板損傷、靭帯の問題、鵞足炎、腸脛靭帯炎・・・同じ「膝が痛い」という訴えでも、どの組織が問題なのかによってアプローチはまったく異なります。むやみに施術を始める前に、どこが痛みの発生源なのかを丁寧に評価する。 これが改善への最短経路です。Kさんの場合、問診と触診から「膝蓋下脂肪体」が強く疑われました。膝蓋下脂肪体は神経が非常に豊富で、痛みを感じやすい組織です。慢性的な刺激や炎症によって柔軟性が失われると、膝の伸展時に挟み込まれて痛みを発します。この状態では、膝を伸ばしきれなくなるため、歩行時に膝を曲げてかばう歩き方になりやすく、それがO脚の進行にもつながります。対応として、膝蓋下脂肪体の柔軟性回復を目的とした手技施術を行いながら、テーピングで膝蓋骨の動きをサポートしました。テーピングは痛みを抑えるだけでなく、膝を伸ばして歩く動作の「練習」を可能にする役割も担っています。膝の痛みでお悩みの方に多いのは、「痛いから動かさない→筋肉や組織が硬くなる→さらに動かしにくくなる」 という悪循環です。痛みを発している組織を特定し、そこへ的確にアプローチすることで、この悪循環を断ち切ることができます。「膝が痛くてまっすぐ伸ばせない」「歩き方がおかしくなってきた」 そのような状態でも、正しいアプローチで改善できるケースは多くあります。まず一度、状態を診させてください。

よく頂く質問

膝蓋下脂肪体の問題は、どのくらいで改善しますか?

症状の程度や経過期間によって個人差がありますが、比較的早期に発見・対処できた場合は、数回の施術で痛みの改善と膝の伸展回復を実感いただけるケースが多くあります。 慢性化して時間が経過している場合は、もう少し回数が必要なこともありますが、まずは状態を評価した上で、目安をお伝えします。

テーピングは自分でも貼れますか?

テーピングの目的や貼り方は、症状や状態によって異なります。正しく貼れていない場合、効果が出ないだけでなく皮膚トラブルの原因になることもあります。 施術の中で、適切なテーピング方法についてもお伝えしていきます。まずはご来院の上、状態を確認させてください。

O脚は改善できますか?

Kさんのように、膝を伸ばしきれない歩行パターンが原因でO脚が進行している場合は、膝の痛みを改善して正しい歩行を取り戻すことで、O脚の進行を食い止めることが期待できます。 骨格そのものの変形が原因の場合とは、アプローチが異なります。まず現状の評価を行い、適切なご説明をします。

膝が痛いのに動かしていいのですか?

「痛いから動かさない」という判断が、かえって症状を長引かせるケースは少なくありません。 動かさないでいると、膝蓋下脂肪体を含む組織の柔軟性がさらに失われ、膝が伸びにくい状態が固定化されていきます。 「どのくらい・どのように動かすべきか」は状態によって異なりますので、まず正確な評価を受けた上で指導を受けることが大切です。

整形外科でレントゲンを撮っても異常なしと言われましたが、施術できますか?

レントゲンでは骨や関節の形状は確認できますが、軟部組織(膝蓋下脂肪体・靭帯・半月板など)の問題はX線では写りにくいケースがあります。 「骨に異常なし」は「痛みの原因がない」ことを意味しません。痛みを発している組織を丁寧に評価し、適切なアプローチを行います。

最後に

「膝が痛くてまっすぐ伸ばせない」でお悩みの方へ

Kさんのように、「膝をかばって歩いている」「O脚が気になり始めた」という状態でも、痛みを発している組織を特定し、的確にアプローチすることで改善できるケースは多くあります。
大切なのは「どこが痛みの原因なのか」を正確に評価すること。当院では初回に丁寧な問診・触診を行い、原因となっている組織を特定した上で施術を進めます。「年のせいだから仕方ない」と諦める前に、まず一度ご来院ください。

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