京都府宇治市の整骨院 宇治小倉あゆむ整骨院
長時間歩くと翌日膝が痛いという膝痛の症例
「旅行に行きたいけど、翌日膝が痛くなるのが怖い」 「ショッピングモールで1時間歩いたら、次の朝は膝が痛くて持って曲げられない」 「整形外科でレントゲンを撮ったら"軟骨が減っています。無理しないで"と言われただけ」 もしあなたがこのような状況にあるなら、この症例があなたのヒントになるかもしれません。
【 目次 】
| お名前 | M・K様 |
|---|---|
| 年齢・性別 | 53歳・女性 |
| 職業・生活スタイル | 専業主婦。週2~3回スーパーへの買い物と、 月に一度の家族でのショッピングが楽しみ。 半年後に娘さんの結婚式。 |
| 症状の部位 | 左膝(主訴)、右膝(軽度) |
| 症状の経過 | 2年ほど前から「長く歩いた翌日に膝が腫れる」感覚があったが、 休めば3〜4日で戻っていたため放置されていた。 半年前から腫れが引くのに1週間かかるようになり、 来院の2ヶ月前から、平地でも膝にズキッとした痛みが出始めた。 |
| 来院時の状態 | 階段の下りに恐怖感。1時間以上の歩くのがしんどい。 |
| 施術期間 | 初回来院から約3ヶ月(週1〜2回ペース、全12回) |
来院前の状態
Kさんが最初に異変に気づいたのは、2年ほど前のとのことでした。 近所のショッピングモールで娘さんと3時間ほど歩き回った翌朝、 左膝が「まるで袋に水を入れたみたいに」ぱんぱんに腫れていたとのこと。 痛みよりも、触れるとぐにゃっとする感触が気持ち悪くて、 「これは何かおかしい」と感じられたそうです。 ただ、2~3日で腫れは引き、痛みもなくなる。 それが繰り返されるうちに、 「長く歩きすぎたせいかな?」「次は大丈夫!」と思われていたそうです。 当整骨院へ来院される気になられたのは、娘さんの結婚式が決まられたからだそうです。 「当日は朝から式場を歩き回るし、披露宴でも長時間立ったり座ったりする。 このままでは絶対に最後まで笑顔でいられない。 娘の大切な日に、膝のせいで台無しにしたくない」 そう思われ、Kさんははじめて「ちゃんと治さなければ」と 真剣に向き合う気持ちになられたそうです。
しかし、その頃にはKさんの膝はすでに悪化していました。
来院前に試してみたこと・うまくいかなかったこと
症状が悪化してきたころ、近所の整形外科を受診されたそうです。 レントゲンを撮ると「軟骨がやや薄くなっています。 これは加齢によるものなので、無理しないようにしてください」と言われました。 処方されたのは消炎鎮痛剤と湿布のみ。 「これでちゃんと治るんだろうか?」とKさんは不安にられたと言われていました。 2回目の受診でも同じ説明で、 「もうどうにもならないんだ」と思い込まれていました。
「固定すれば楽になるかも」と思い、ドラッグストアで膝サポーターを購入。歩く時、膝に違和感があることや、逆に痛みが増したような感じがあったので怖くてすぐに辞めたとのこと。
テレビCMで見て「軟骨を補修する」という触れ込みのサプリを試しました。 3ヶ月飲み続けましたが、自覚できる変化はなく、 「やっぱり治らないのかー」と気持ちが沈んでしまったとのこと。
Kさんのように、「やれることはやった。でも変わらなかった」という方が、 当整骨院に来院されるケースは非常に多くあります。 大切なのは、「何を試したか」ではなく「なぜ痛みが起きているか」を 正しく把握できているかどうかです。 原因が違えば、アプローチも変わります。
来院のきっかけ・初回の印象
「鎮痛剤やシップでは治らない。でも娘の結婚式まであと5ヶ月しかない」 と悩んでいたKさんは、同じ年代の友人に相談されとのこと。 その友人の紹介で当整骨院へ来院されました。 「最初は、整骨院って肩こりとか捻挫を治すところという印象があって、 変形性膝関節症みたいな"関節が変形している"症状に対応できるのかな、と 半信半疑でした。でも、娘の結婚式のためにできることは全部やってみようと思って」ご来院。
初回は、全身の姿勢・歩行パターン・骨盤と股関節の可動域・ 膝周囲の筋力バランスを検査しました。 Kさんが後に語ってくれたことが印象的でした。 「先生が膝だけじゃなくて、骨盤や足首まで調べてくれて、 "膝の痛みの原因はここにあります"って説明してくれた。 今までは"軟骨が減ってますね"で終わってたのに、 ここで初めて"なぜ腫れるのか"がわかった気がしてこのまま通えば何かが変わるかもと思えた」。
膝痛の根本原因
Kさんは歩くとき、無意識に体を左右に揺らす歩き方をされていました。 この歩き方は、骨盤を水平に保つための「中殿筋(お尻の横の筋肉)」が弱まっているために起こります。 中殿筋が弱いと、一歩踏み出すたびに骨盤が傾き、その傾きを補うために膝に余計な横方向の力がかかります。 これが膝の内側(軟骨・半月板)への集中的な負荷となり、 長時間歩いた後の「腫れと熱感」を引き起こしていました。
Kさんの左足首は、背屈(つま先を上に向ける動き)の可動域が 通常より少ない状態でした。 足首が硬いと、歩くときにかかとからつま先への体重移動がスムーズにできません。 その結果、本来は足首が吸収するはずの衝撃が、 そのまま膝関節に集中して伝わります。 「長く歩くほど膝に影響が出る」のは、このためだと予測できました。
太もも前面の大腿四頭筋は、膝を安定させる最も重要な筋肉です。Kさんは長期にわたる運動不足と、膝を庇う動作が続いたことで、この筋肉が萎縮してしまっていました。さらに、筋膜(筋肉を包む膜)が内側広筋(膝内側を支える筋)周辺で癒着し、膝の皿(膝蓋骨)が正しい位置でスムーズに動けなくなっていました。これが「朝起きてすぐに膝が固まっている感覚」の正体の一つでした。
Kさんのケースで見逃せなかったのが、「膝蓋下脂肪体」
という組織の硬化でした。
膝蓋下脂肪体とは、膝の皿(膝蓋骨)の下に位置する脂肪の塊です。一般にはあまり知られていませんが、実はこの組織が
「膝の痛み」と「膝が完全に伸びない」という2つの症状の大きな原因になっているケースが非常に多くあります。
膝蓋下脂肪体は非常に豊富な神経と血管を持つ組織です。長期間にわたって膝に余分な負荷がかかり続けると、この脂肪体に慢性的な微細炎症が生じ、次第に繊維化・硬化していきます。「歩いていると膝の前面がつっぱる感じがする」 「膝を完全に伸ばすと突っかかる感じがある」 「正座や深くしゃがむときに膝の内側が締め付けられる」Kさんにはこれらの症状があり、評価で膝蓋下脂肪体の明らかな硬化と圧痛が確認されました。
膝蓋下脂肪体が硬化すると、膝を完全に伸ばす動作(膝伸展)が制限されます。膝が最後まで伸び切らないと、歩行時に大腿四頭筋が正しく機能できず、膝関節への衝撃吸収効率が著しく低下します。その結果、「少し歩くだけで翌日膝が腫れる」という
Kさんの主訴を悪化させる負のループが形成されていました。
膝蓋下脂肪体の硬化
↓
膝の伸展が制限される
↓
歩行時の衝撃が膝関節に集中する
↓
炎症・腫れが繰り返される
↓
膝蓋下脂肪体がさらに硬化する
この悪循環を断ち切るためには、膝蓋下脂肪体そのものの柔軟性を取り戻すことが
不可欠でした。
レントゲンでの「軟骨がすり減っている」という所見は、50代以上方では非常に多く見られます。 しかし、軟骨には神経組織がないので軟骨がすり減っていること自体が原因で膝痛みを感じることはありません。 軟骨がやや薄くなっていても痛みがない方がいる一方で、 軟骨の状態が比較的良くても強い痛みを感じる方もいます。 重要なのは「軟骨の厚み」ではなく、「膝関節にどれだけ余分な負荷がかかっているか」です。その余分な負荷を生み出している「原因」にアプローチすることで、 軟骨の状態が同じでも、痛みや腫れは改善できます。 Kさんのケースは、まさにそれを実証したものでした。
施術の方針
Kさんへの施術は、以下の4つの柱で構成しました。
①膝への集中負荷を除く:足首・股関節の可動域改善
②膝蓋下脂肪体の柔軟性を取り戻す:膝伸展制限の解消
③膝を守る筋力を取り戻す:中殿筋・大腿四頭筋の再教育
④膝内部の炎症環境を整える:リンパドレナージュ・膝蓋骨モビライゼーション
・ふくらはぎ~足首の筋膜リリース(徒手療法)
・股関節外旋筋・内転筋のストレッチングと関節モビライゼーション
・【重点】膝蓋下脂肪体のモビライゼーション&リリース
→ 膝蓋骨を上下
・左右に動かしながら、脂肪体への直接的な徒手アプローチ
を行い、硬化した組織の柔軟性を取り戻す。
→ 脂肪体の圧痛点に対するピンポイントの手技で繊維化した部分をほぐす。
・膝蓋骨周囲の筋膜リリース(膝の皿が動きやすくなるよう調整)
※膝蓋下脂肪体のアプローチを最優先にした理由:
膝の伸展制限が残ったままでは、後の筋力訓練や歩行指導の効果が出にくいため、
初期段階でまず「膝が完全に伸びる状態」を取り戻すことを優先しました。
「施術後、膝がスーッと伸びる感じが生まれて、 "あ、こんなに膝が伸びるんだ"と驚いた。 歩き方が少し楽になった気がした。膝の固さが少しだけ取れた感じ。半信半疑だけど続けてみようと思えた」
・ふくらはぎのセルフリリース
・膝蓋下脂肪体のセルフリリース
・寝る前の股関節ストレッチ
・中殿筋活性化エクササイズの導入
・大腿四頭筋の段階的な筋力訓練
・歩行フォームのチェックと指導
「スーパーに買い物に行って、帰ってきたときの腫れが
以前より明らかに少なかった。翌朝の固まり感も短くなってきた。
正直、こんなに早く変化が出るとは思っていなかった」
【自宅ケア指導】
・椅子を使った中殿筋エクササイズ(1日2セット)
・正しい立ち方・重心の位置の意識づけ
・施術頻度を週2回から週1回へ移行
・負荷を少し上げたスクワット動作の練習(膝に正しく力を入れる訓練)
・骨盤~腰部の全体的な調整
「先月まで1時間歩けなかったのに、
この週末に娘と2時間ショッピングに行けた!
翌日の腫れもほとんどなくて、自分でも驚いた」
【ターニングポイント】
この時点でKさんは「回復する」という確信を持てたと話してくれました。
・長時間歩行を想定した「疲労蓄積への対策」指導
・セルフケアの最終確認と自立指導
結婚式2週間前の来院時: 「先週、試しに式場まで電車とバスで行ってみたんですが、 帰りも膝が痛くならなかった。こんな日が来るとは思わなかった」
「朝10時から始まって夕方5時まで、一度も膝のことを考えずに 娘の晴れ姿を笑って見送ることができた。」
患者様の声
「加齢だから仕方ない」と言われたとき、 正直、もう諦めようと思っていました。 でもこちらで初めてなぜ膝が腫れるのかの理由を教えてもらって、 原因があるなら、治せるかもしれないと思えたことが、 一番大きかったです。 施術中も、毎回 丁寧に説明してもらえるので、施術を受けているというより 一緒に治している感じがして安心でした。 自宅でのストレッチやエクササイズも、難しくないものを 毎回少しずつ教えてもらえるので続けられました。 娘の結婚式で膝のことを一度も考えなかったというのが、私にとっての一番の答えです。 今、鎮痛剤やヒアルロン酸の注射などで様子を見てと言われて諦めている方に、 一度、こちらに来てみてほしいと心から思います。
施術を終えて
Kさんのケースで最初に気をつけたのは、
「膝の問題を膝だけで診ない」ということでした。
膝が腫れる・痛むという症状は、膝そのものよりも、
足首・股関節・骨盤のバランスが崩れることで引き起こされているケースが
非常に多くあります。
そしてKさんのケースで特に重要だったのが、
「膝蓋下脂肪体」という組織の硬化でした。
膝の皿の直下にあるこの脂肪組織は、膝を動かすたびに形を変えながら
クッションの役割を果たしています。しかし慢性的な炎症や負荷が続くと
次第に繊維化・硬化し、膝の伸展(完全に伸ばす動作)を妨げるようになります。
膝が最後まで伸び切らない状態では、歩行中の衝撃吸収が不十分になり、
「少し歩くだけで翌日腫れる」という症状が起きやすくなります。
当院では初回の検査でこの膝蓋下脂肪体の硬化と圧痛を確認し、早期から徒手によるリリースをアプローチの中心に置きました
膝が完全に伸びる状態を先に取り戻すことで、
その後の筋力訓練や歩行指導の効果が格段に出やすくなります。
Kさんの場合、レントゲンで軟骨の摩耗が映っていましたが、それだけで膝の腫れの全てを説明することはできません。
実際、膝蓋下脂肪体のリリースと足首の可動域改善を行った段階から、腫れの頻度と程度が目に見えて変わっていきました。
「加齢だから」「軟骨が減っているから」という言葉は、時として患者さんの治そうとする気持を奪ってしまいます。確かに年齢とともに組織の回復力は変化しますが、動き方・筋力バランス・関節の使い方を変えることで、症状は十分に改善できます。
同じように「長く歩くと翌日膝が腫れる」「階段が怖い」という症状をお持ちの方。
その原因は、一人ひとり違います。当整骨院では初回に全身の検査を行い、あなたの膝痛の「本当の原因」を
丁寧に説明した上で施術を進めます。
よく頂く質問
「軟骨が減っているから仕方ない」と言われました。それでも改善できますか?
はい、改善できるケースは非常に多くあります。軟骨の厚みと「痛みの強さ」は比例しません。痛みの大きな原因は、膝関節に余分な負荷をかけている筋力バランスや動作パターンにあります。 当院では、その「余分な負荷の原因」を全身から探し、アプローチします。Kさんのように整形外科で改善しなかった方が、施術を通じて日常生活を取り戻したケースを多く経験しています。まずはお気軽に状態を診せてください。
膝に水が溜まっています。施術は受けられますか?
受けていただけます。膝の「水」は関節内の炎症に対して体が防御反応として出す関節液です。炎症の原因となっている負荷パターンを改善することで、水が溜まりにくくなることを目指します。 ただし、急性期(腫れがひどく熱を強く持っている状態)の場合は、まず整形外科の受診をお勧めします
どれくらいの期間・回数が必要ですか?
目安として、多くの方は3~4回目から変化を実感し、2~3ヶ月(8~12回)で日常生活の支障が大きく減少しています。ただし、症状の程度・生活環境・施術の頻度によって個人差があります。Kさんのように「目標(娘の結婚式)」がある場合、そのゴールに合わせたペースと内容でご提案することも可能です
「膝蓋下脂肪体」という言葉を初めて聞きました。どんな症状がある場合に関係していますか?
次のような症状がある方は、膝蓋下脂肪体の硬化が関わっている
可能性があります。
・膝を完全に伸ばすと、突っかかる感じや痛みがある
・しゃがんだときに膝の前面・内側が締め付けられる
・長く歩いた後、膝の皿の下あたりが特に痛む・熱を持つ
・整形外科でレントゲンやMRIを撮っても「異常なし」と言われた
膝蓋下脂肪体は神経が豊富な組織のため、硬化するとちょっとした動きでも痛みを生じやすくなります。一方で、適切な手技でアプローチすることで柔軟性が回復し、伸展制限と痛みが改善するケースが多くあります。「膝がちゃんと伸びているかどうか自信がない」という方も、初回の検査でお調べします。ぜひ一度ご相談ください。
最後に
Kさんのように、「加齢だから仕方ないと言われた」という状況からでも、改善できる可能性があります。 当院では初回に全身の検査を行い、あなたの膝痛の「本当の原因」をわかりやすくご説明します。 施術を強引に勧めることはありませんので、膝の痛みで悩まれている方はまずは一度、当整骨院へご来院ください。
参考文献
このページで紹介している内容は、以下の論文・ガイドラインに基づいています。
【①中殿筋低下と膝内側負荷の根拠】
※1 Sled EA, et al. "Effect of a home program of hip abductor exercises on knee joint loading, strength, function, and pain in people with knee osteoarthritis: a clinical trial."
Physical Therapy. 2010;90(6):895-904.
股関節外転筋(中殿筋)の弱化が骨盤の前額面制御を低下させ、内側膝関節への負荷増大につながることを示した臨床試験。股関節外転筋強化プログラムによって疼痛軽減と機能改善が得られたことを報告。
PubMedで原文を確認する →
※2 Patel NK, et al. "Hip abductor strengthening in patients diagnosed with knee osteoarthritis – a systematic review and meta-analysis."
BMC Musculoskeletal Disorders. 2022;23(1):575.
股関節外転筋の筋力低下が内側脛骨大腿関節への応力増大につながることを示したシステマティックレビュー&メタ解析。股関節外転筋強化が変形性膝関節症患者の疼痛・機能に有効であることを示す高いエビデンスを報告。
PMCで原文を確認する →
【②足首背屈制限と膝への負荷増大の根拠】
※3 Ota S, et al. "Acute influence of restricted ankle dorsiflexion angle on knee joint mechanics during gait."
The Knee. 2014;21(3):669-675.
足首背屈制限が歩行中の膝関節内反モーメントを有意に増大させることを示した研究。足首の可動域制限が膝関節への力学的負荷を増加させる機序を明らかにした。
PubMedで原文を確認する →
【③大腿四頭筋の筋力低下と膝OAの根拠】
※4 Slemenda C, et al. "Quadriceps weakness and osteoarthritis of the knee."
Annals of Internal Medicine. 1997;127(2):97-104.
大腿四頭筋の筋力低下が変形性膝関節症の有病率と独立して関連していることを示した研究。筋力低下は膝痛がない段階でもみられることを報告し、大腿四頭筋弱化が膝OAの一次的リスク因子である可能性を示唆。
PubMedで原文を確認する →
※5 Glass NA, et al. "The relationship between quadriceps muscle weakness and worsening of knee pain in the MOST cohort: a 5-year longitudinal study."
Osteoarthritis and Cartilage. 2013;21(9):1154-1159.
大腿四頭筋の筋力低下が5年間にわたる膝痛の悪化リスク増大と関連することを示した縦断研究(MOSTコホート)。大腿四頭筋強化の重要性を支持するエビデンス。
PubMedで原文を確認する →
【④膝蓋下脂肪体の硬化・神経支配・慢性疼痛の根拠】
※6 Dragoo JL, Johnson C, McConnell J. "Evaluation and treatment of disorders of the infrapatellar fat pad."
Sports Medicine. 2012;42(1):51-67.
膝蓋下脂肪体の解剖・神経支配・病態・治療を包括的にレビュー。「豊富な神経支配を持ち痛みを感じやすい組織」であること、炎症・線維化が伸展制限と疼痛につながることを記載。
PubMedで原文を確認する →
※7 Onuma H, et al. "Fibrotic changes in the infrapatellar fat pad induce new vessel formation and sensory nerve fiber endings that associate prolonged pain."
Journal of Orthopaedic Research. 2020;38(6):1296-1306.
膝蓋下脂肪体の線維化(硬化)が新生血管と感覚神経終末の形成を誘導し、慢性的な膝痛と関連することを示した研究。硬化した膝蓋下脂肪体が持続的な痛みの発生源となるメカニズムを解明。
PubMedで原文を確認する →
【⑤「軟骨には神経がない=軟骨の磨耗自体が痛みの直接原因でない」の根拠】
※8 Hannan MT, Felson DT, Pincus T. "Analysis of the discordance between radiographic changes and knee pain in osteoarthritis of the knee."
Journal of Rheumatology. 2000;27(6):1513-1517.
膝関節のレントゲン所見(軟骨の磨耗・骨棘形成)と膝痛の間に大きな乖離があることを人口ベース研究で示した代表的論文。「画像上の変化と痛みは一致しない」ことを支持する最も引用される研究の一つ。
PubMedで原文を確認する →
※9 O'Neill TW, Felson DT. "Mechanisms of Osteoarthritis (OA) Pain."
Current Osteoporosis Reports. 2018;16(5):611-616.
「軟骨は神経支配がなく(aneural)、軟骨の変化は直接的に痛みと結びついていない」ことを明記した総説論文。骨膜・滑膜・関節包・靭帯などの神経支配のある組織が痛みの主な発生源であることを記載。
PMCで原文を確認する →
<< 症例紹介一覧へ戻る
【 併せて読んでほしいページ 】
| 住所 | 〒611-0042京都府宇治市小倉町蓮池173-13 宇治小倉あゆむ整骨院 |
|---|---|
| 施術時間 | 平日:9:00~19:00 土・ 日:9:00~18:00(実費施術のみ) 休診日:火曜日、金曜日、祝日 |
| 駐車場 | 車・バイク・自転車 : 院前に駐輪スペース有 |
| 最寄駅 | 近鉄小倉駅:徒歩9分 |


