【 このページの監修者 】
このページは、厚生労働大臣免許の柔道整復師のあゆむ整骨院院長が、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、柔道整復理論などの知識を元に作成しています。
普段、ぎっくり腰や捻挫など多くの患者様を診させて頂く中でよく頂く質問「冷やした方がいい?温めた方がいい?」についてご説明させて頂きます。
痛みがある時に最も重要なことは、炎症があるかどうか?で、もし炎症がある場合は、炎症を抑えさらなる損傷を防ぐことが重要となります。炎症は、痛む部位が赤くなったり、腫れたり、熱を持ったりすることで判断できることが多く、このような症状が見られる場合は、炎症反応が起こっている証拠となります。
炎症がある場合と炎症がない場合
結論から言うと、当院では炎症がある場合は「冷やす」。炎症がない場合は「温める」ことを推奨しています。冷却には氷や冷却パック、冷水などを用いることが一般的ですが、直接皮膚に触れると凍傷の恐れがあるため、必ずタオルなどで包んでから当てるようにしてください。通常、冷やす期間は怪我から3日程度が目安ですが、痛みや腫れが引かない場合はもう少し長く続けることも必要です。冷やすことで血管が収縮し、炎症を引き起こす物質の流れを抑え、痛みを和らげる効果があります。また炎症がないと思い、温めた時に痛みが増したり、嫌な感じが場合は、炎症があることが多いので温めるのをやめ、冷やすことをおすすめします。
炎症が落ち着いた後は温める!
炎症が収まった後は、温める方が効果的です。温めることで血流が良くなり、必要な栄養素や酸素が損傷した部位に届きやすくなります。また、疼痛の緩和や筋肉の緊張の解放にも効果的です。温める方法には、お風呂にゆっくり浸かったりやホットパックを使用するという方法があります。温めて痛みが増す場合は、再度炎症が発生している可能性がありますので、その場合は冷やす対応に切り替える必要があります。
痛みに対する注意点
痛みの原因がはっきりしている場合、たとえばねじれたり打撲したりした明確な理由がある場合は、炎症が生じていると考えられますので、初期は冷やすことが基本です。ただし、温める場合も冷やす場合も、症状の変化を注意深く観察し、必要に応じて適切な対応を行うことが大切です。
まとめ
痛みがある場合に「冷やす」か「温める」かは、症状や患部の状態、発生してからの時間によって異なります。正しい知識と対応で回復も早くなります。身体に痛みがあるときは、まずは冷静に状況を判断し、適切な処置を行ってください。また、痛みが長引く場合や改善が見られない場合は、専門の医療機関を受診することをお勧めします。安全な日常生活を送るために、痛みに対する初期対応の知識を持っておくことが、何よりも重要です。
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