【 このページの監修者 】
このページは、厚生労働大臣免許の柔道整復師のあゆむ整骨院院長が、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、柔道整復理論などの知識を元に作成しています。
膝に痛みを抱える多くの方が、膝を伸ばすと痛みを感じる、膝を完全に伸ばせないといった「膝の伸展制限」を訴えています。本来、立っている状態では膝が完全に伸びていることが正常であり、膝関節が最も安定する状態です。膝を伸ばすと痛みがある場合、膝が不安定な状態が続いていることになり「変形性膝関節症」の原因にもなりますので、注意が必要です。
また、膝を伸ばすと痛い状態が改善できればその場で膝の痛みの改善が期待できますので、当院では膝の伸展制限の改善を目的とした施術に力を入れています。
膝を伸ばすと痛い場所で考えられる原因組織
膝を伸ばした時に、膝のどの部分が痛むでしょうか?痛む場所により、膝を伸ばそうとした際に「痛みの原因となっている」「伸ばすのを制限している」組織をある程度特定することができます。
痛む場所 | 原因となっている可能性が高い組織 |
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(1)の場所が痛い | 膝蓋下脂肪体 |
(2)の場所が痛い | 膝蓋上嚢・膝蓋上脂肪体・大腿骨前脂肪体・大腿四頭筋付着部 |
(3)の場所が痛い | 半膜様筋・腓骨筋・膝窩筋 |
(4)の場所が痛い | 膝窩脂肪体・大腿二頭筋 |
(5)の場所が痛い | 大腿二頭筋 |
上記のように、「膝をまっすく伸ばせない」「膝を伸ばすと痛みがある」場合、ある程度原因となる組織の絞り、原因となる組織の「柔らかくしたり」「滑走性を改善」したりする必要があります。
これまでの多くの膝を伸ばすと痛みのある患者様を診てきた経験上、膝蓋下脂肪体の柔軟性が低下している方が多くいらっしゃいます。
膝に痛みがあり、膝を伸ばすと痛みがある場合は、まずは膝蓋下脂肪体のチェックをしてみては如何でしょうか?
膝蓋下脂肪体が硬くなっている場合にどのように柔らかくするか、youtubeの方にわかりやすい動画がありましたので、参考にしてみてください。
※ご自身で行うのに少しでも不安がある場合は、必ず専門家にご相談下さい。
膝蓋下脂肪体を操作する場合に重要な事は、膝を伸ばした状態で行うということです。膝蓋下脂肪体は、膝を曲げると膝の奥の方へ移動し触診できなくなります。
膝の伸展時痛だけではなく膝に痛みを抱えておられる場合では、膝が正常に伸びるように改善するだけで、膝の痛みがその場で改善するケースが多く見られます。当院では、とにかく膝の伸展障害を改善することを目的として施術を行います。
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STEP1痛みの原因となっている組織を特定します。問診・触診などにより、痛みの原因となっている組織を特定。
膝蓋下脂肪体、膝蓋上嚢、膝窩脂肪体、半膜様筋、大腿二頭筋などに対して、圧痛や滑走不全がないかを評価します。 -
STEP2痛みの原因となっている組織に対して、アプローチします。痛みの原因となっている組織に対して手技にてアプローチし、痛みを改善。
脂肪体が原因の場合は、柔軟性の獲得。筋肉が原因の場合は、滑走性・柔軟性の改善、神経の場合は絞扼の改善を行います。 -
STEP3痛みがぶり返さないように施術を行います。痛みがある程度改善した後は必要に応じて、骨格・関節のアライメント調整やテーピング、セルフエクササイズなどの処方を行います。
保険施術
1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
初診時 | 530円迄 | 860円迄 | 1490円迄 |
2回目以降 | 150~260円 | 200~430円 | 350~690円 |
膝伸展時の痛みに対してのみの施術
1回 | 4800円/税込 |
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住所 | 〒616-8167 京都市右京区太秦多薮町19-9 シャルマン太秦101 あゆむ整骨院・整体院 |
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駐車場 | 自転車・バイク : 院前に駐輪スペース有 車 : 近隣のコインパーキングをご利用下さい(※院の隣にコインパーキング有) |
最寄駅 | 嵐電 帷子ノ辻駅:徒歩4分 JR太秦駅:徒歩6分 |